〜愛媛現代俳句協会 会長 松本勇二氏 選句~
一般の部
☆特選一句(蓼村賞)
商魂の棚にあふれし夏野菜 作者 山内 忍 様
講評: 「手づくり交流市場・町家」には、新鮮な旬の野菜や果物がひしめくように並べられています。その様子を「商魂の棚にあふれし」と捉えて迫力がありました。
☆入選二句(優秀賞)
「マドンナ杯」日焼の肌の弾み跳ぶ 作者 山岡 征二 様
ふりそそぐ花火にどよめく五色浜 作者 篠﨑八千代 様
中学生の部
☆特選一句(蓼村賞)
夏祭りのどに詰まらすアメと「好き」 作者 パチス ボルケーノ 様
講評:毎年7月の最終土・日に開催される「伊予彩まつり」でのできごとでしょうか。のどに詰まらせてしまった言葉が、相手に届いたか心配です。
☆入選二句(優秀賞)
草刈り後食卓に待つ冷やし中華 作者 三田 豚太郎 様
浴衣着て空にかがやく火の花や 作者 水本日櫻里 様
小学生の部
☆特選一句(蓼村賞) 郡中小学校3年生
なつがくるむしもいっしょにやってくる 作者 宮内 志嘉 様
講評:虫がにがてな作者でしょうか。夏がくることへの期待と、一緒にやってくる虫たちへの不安が、のびのびと書けました。
☆入選二句(優秀賞) 郡中小学校3年生
駅でまつかき氷たべおかあさん 作者 篠崎 純弥 様
アイスはつめたいアイスがくいたい 作者 向井 弘明 様